オンライン会議のアイスブレイク
オンラインのアイスブレイクは、対面のゲームをそのまま画面越しに行うより、チャット、投票、リアクション、ブレイクアウトルームを使って組み立てる方が進めやすくなります。
ゲーム候補を探している場合は、オンラインアイスブレイク一覧から時間と形式で選べます。このガイドでは、選んだゲームをオンラインでどう説明し、参加してもらい、終えるかを扱います。
最初に参加方法を決める
ゲームを選ぶ前に、参加者が何を使って答えるかを一つ決めます。
| 回答方法 | 向いている場面 | 進めるときの注意 |
|---|---|---|
| チャット | 大人数、短い会議、カメラを使わない参加 | 全員に同時送信してもらう |
| リアクション | 二択、簡単な投票、時間が少ないとき | どの印を使うか先に示す |
| 投票機能 | 複数の選択肢を比べたいとき | 開始前に投票画面を用意する |
| 口頭 | 少人数で、一人ずつ短く話せるとき | 発言順と一人の長さを伝える |
| ブレイクアウトルーム | ペアや少人数で会話したいとき | 質問と戻る時刻を移動前に共有する |
最初から複数の機能を使うと説明が増えます。短い会議では、チャットかリアクションだけでも十分です。
カメラは任意にする
カメラを使わなくても参加できる形を用意します。開始時に次のように伝えます。
カメラは任意です。口頭、チャット、リアクションのうち、参加しやすい方法で答えてください。パスでも大丈夫です。
物を見せるゲームなら、カメラを使わない人は物の名前を書く、言葉で説明する、別のお題を選ぶ、といった方法に替えられます。カメラがオフの理由を聞く必要はありません。
会議前に準備すること
- 質問を一つ決める
- 回答方法を一つ選ぶ
- 質問と終了時刻をチャットへ貼れる形にしておく
- 司会者の短い回答例を用意する
- ブレイクアウトルームを使うなら、人数と時間を設定する
- 投票や分室が動かないときのチャット用質問を一つ用意する
外部ツールを使う場合は、参加者に登録や新しい操作が必要かを確認します。説明に時間がかかりそうなら、会議ツール内の機能へ戻します。
5分で進める基本の流れ
1. 目的と時間を伝える
最初に5分だけ、短いアイスブレイクをします。チャットへ一言で答えてください。
2. 質問を画面とチャットに出す
口頭で読むだけでなく、途中参加者も確認できるよう文字で残します。
3. 司会者が見本を見せる
求める回答と同じ長さで答えます。参加者に20秒で答えてほしいなら、司会者も20秒ほどにします。
4. 全員に同時に答えてもらう
チャットの場合は「まだ送らず、合図で一斉に送ってください」と言うと、先に出た答えへ引っぱられにくくなります。
5. 一つか二つだけ拾って終える
いろいろな答えが出ましたね。ありがとうございます。それでは本題へ進みます。
すべての回答にコメントする必要はありません。
ブレイクアウトルームの進め方
分室へ移動してから説明すると、聞き逃す人が出ます。移動前に次の三つを伝えます。
- 話す質問
- 一人ずつ答えるのか、自由に話すのか
- メインルームへ戻る時刻
司会の一言:
これから3〜4人の部屋に分かれます。チャットに書いた質問を一人一回ずつ答えてください。4分後に戻ります。全体へ戻ったら、各部屋から気になった答えを一つだけ共有します。
部屋へ移動したあとも、質問をブロードキャストできるなら再送します。戻った後の共有を長くしないよう、代表者を決めるか、チャットへ一文だけ書いてもらいます。
ハイブリッド会議での進め方
会場の参加者だけで会話が始まると、オンライン側は入りにくくなります。回答手段をそろえる方が進めやすくなります。
- 会場側も同じオンライン投票やチャットを使う
- 質問を会場画面とオンライン画面の両方に出す
- 会場の発言はマイクに届く位置で行う
- オンライン側の回答も会場と同じ順番で拾う
- 会場内の移動や表情だけに頼るゲームは避ける
「オンライン参加者を先に指名する」だけでは、参加方法の差はなくなりません。全員が同じ場所に回答を出せる形を作ります。
司会が使える一言
回答方法を案内する
口頭でもチャットでも構いません。答えにくければパスしてください。
音声が重なったとき
音声が重なったので、続きはチャットへお願いします。こちらで順に拾います。
発言が長くなったとき
ありがとうございます。続きも気になりますが、ほかの方の答えも見てみましょう。
分室から戻ったとき
おかえりなさい。各部屋から一つだけ、気になった答えを教えてください。
終えるとき
ここで一区切りにします。参加してくれてありがとうございました。本題へ進みます。
技術トラブルが起きたとき
投票が開かない
選択肢をチャットに書き、「Aなら1、Bなら2」と数字で答えてもらいます。
ブレイクアウトルームが使えない
メインルームのまま、全員に同じ質問をチャットへ一斉投稿してもらいます。数人だけに理由を聞いて終了します。
誰かの音声が聞こえない
何度も接続をやり直してもらわず、チャットで回答してもらいます。司会者が必要に応じて読み上げます。
途中参加者がいる
チャットに質問と回答方法が残っていれば、説明を最初から繰り返さずに加わってもらえます。
反応がない
質問を一度だけ簡単に言い直します。それでも反応がなければ、司会者が見本を出し、「今日はこのまま本題へ進みます」と終えて構いません。
避けたい進め方
- カメラをオンにすることを参加条件にする
- 説明なしで突然誰かを指名する
- 新しいアプリの登録を会議中に求める
- 音声で素早く答えることだけを求める
- 分室へ移動してから初めて質問を伝える
- 全員の回答へ司会者が長くコメントする
- 通信トラブルが起きても同じ方法にこだわる
開始前のチェック
- カメラを使わない回答方法があるか
- 質問をチャットへ貼る準備ができているか
- 回答方法を一つに絞ったか
- ブレイクアウトルームの質問と戻る時刻を決めたか
- 投票や分室が使えないときの予備案があるか
- 終了時刻と締めの言葉を決めたか
オンラインでは、全員に同じ話し方を求める必要はありません。チャット、投票、口頭を使い分け、参加者が選べる入口を用意すると、司会もしやすくなります。